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神経痛

神経痛…いわゆる「しびれ」の症状です。

この症状は身体の深い部分の障害であり、鍼灸施術で対応する事が多いため、鍼灸師 百生がお答えします。
東洋医学の考え方でお話ししますので、聞き慣れない単語や表現があるかもしれませんが、患者さまにとって、タメになる内容になっていますので、どうぞ最後までご覧下さい。
 
この神経痛とは身体の手・足・腰などの部位がピリピリ・ジンジンと感じたり、電気が走るような違和感が生じる事を云います。

この症状を生み出す原因として、ヘルニア・狭窄症・頚肩腕症候群・関節リウマチ・多発性神経炎などが挙げられます。東洋医学ではこのシビレの症状を『ひしょう(痺症)』と呼びます。
タイプ別に4つに分けてみます。当てはまるタイプはございますか?
 
◇風痺…しびれる場所が一定ではなく、あちこち動いている感覚がある。
◇寒痺…冷えるとシビレが強くなり、温めると楽になる。
◇湿痺…しびれる場所が一定であり、重だるさを感じる。
◇熱痺…熱感があり、関節部が赤く腫れている。
 
タイプごとに対処法は変わりますが、神経痛を生じている身体に共通している重要な点は『気の流れ』が乱れているということです。

この『気』とは東洋医学の考えでは、身体を動かす駆動力(エネルギー)を意味します。身体というものは1つの生命体であり、常に気が巡っています。その流れが神経伝達の異常によって【つまり】が生じてしまいシビレが発生します。

私は神経痛治療においてまず第一に、この『気の流れ』の改善を考え、そのうえでタイプ別の治療法を施術します。

《タイプ別施術法》
◇風痺の場合…身体の軸がズレているケースが多いので、身体の中心軸を整えます。
◇寒痺の場合…身体を温めながら、患部の動きを改善させていきます。
◇湿痺の場合…患部が硬く滞っているので、その箇所の柔軟性を取り戻します。
◇熱痺の場合…腫れがあるので、消炎・鎮痛を優先に治療します。
 
これらの対処方法を鍼や灸を用いて、ときには鍼を深く刺して興奮している神経の鎮静作用を高めたり、ときにはお灸で冷えている部位を温めて、患部の気の流れを促進させて痛みを抑制させます。
ただし、神経痛の原因・タイプというのは1つに断定できるものではありません。そして放置すると痛くて動けなくなる場合もございます。

「なんかちょっと変だな?」
ピリピリとした違和感が身体に発生したら、すぐにご来院してくださるようお願いいたします。
 


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