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治療院ブログ 百生陽純 3ページ目

2月中旬の身体養生法。


立春を過ぎ、日の出の時間も早くなってまいりました。春の訪れが刻一刻と近づきつつありますが、

まだまだ風が冷たく感じますね。

この時期身体に表れやすい症状は、アレルギー症状、自律神経の乱れ、腰や膝の痛み等が挙げられます。

気温の寒暖差などで、身体の抵抗力が下がってしまう事が原因となりますので御注意下さい。

ここで大変お手軽で簡単な養生法を1つ御紹介致します。

<春間近、朝の深呼吸法>

朝起きて、室内を暖めた後、イスに座り姿勢を正します。

その後口をすぼめ、お腹から息をふーっと長く吐きます。この際、お腹の空気を全て出し切る様にして下さい、

その後口は閉じて、鼻から空気を吸いゆっくりお腹を膨らまします。

この繰り返しを10回~15回位行って下さい。

焦らずゆったり行って下さいね、 実に簡単これだけです。


一日の始まりの朝、身体が温まり、自律神経が整い、免疫力が上がり、元気な一日を送る事が出来ます。

普段より少しだけ早起きして是非お試しください。




じんわり、ぽっかぽかぁ~の,灸頭鍼(きゅうとうしん)

朝晩とても寒い日が続きますね。冬の中でも2月頃が一番寒いと言われておりますが

足先やお腹、冷えていませんか?

せきの接骨院の鍼灸治療では、灸頭鍼(きゅうとうしん)治療を積極的に行っております。

灸頭鍼治療とは、患部に打った鍼の頭にふんわりと丸めたもぐさ(お灸)を乗せて、固く冷えた筋肉をじんわりと解きほぐしていく鍼灸療法です。

お灸の熱が鍼に伝わり筋肉を温め、なおかつ、もぐさの輻射熱が広範囲に皮膚表面を温めます。

鍼のツボ刺激効果と温灸効果のダブル作用により相乗効果を得られる、お得で贅沢な療法です。

治療後は全身の血液・リンパの流れがグングン良くなりますので、身体の芯まで温まります。


打つ場所は、お腹や腰です。

お腹が温まると胃や腸といった内臓の働きが活性化され、手足の血行も良くなります。



腰の灸頭鍼は冷えだけでなく婦人科系疾患や腰痛・不眠・便秘にとても効果があります。

冷たく鉛のように重く感じた場所が、心地よい温かさと共に溶けていく様な感覚は灸頭鍼ならではの、この上ない快感です。

まだ味わっていない方、この冬の間に灸頭鍼をしましょう。

そして暖かい春を迎えようじゃありませんか。
























当院入口の羊のメリーさん、、冷えからの腰痛でお悩みでしたが、灸頭鍼のじんわり効果でいやされています(^-^)

皆様是非会いに来て下さい。











真冬のさくら

朝早起き出来た日には、決まって自宅近くの桜並木のある公園に行きます。

春、さくら満開のシーズンでは多くの花見客で賑わいますが、一番寒いこの季節

朝5時でもまだ真っ暗で誰一人いません。

そこでストレッチ、軽い体操、空手の型、等を行います。次第に身体が温まって来たら

桜の大木に両手を近づけます。

東洋医学の考えでは、自然界全ての生物に ”気” が流れお互いに循環し合っている。との考えがあります。

しばらく手を当てていると桜の木から「私の溜めたパワーを受け取りなさい。」と言わんばかりに

私の左手からピリピリ、ぽかぽかとした桜の ”気” が伝わってきます。有難くその気を体内に巡らせ

その後「春になったら綺麗に花を咲かせ、人々を感動させて下さいね。」との想いを込め

右手から温かく清らかな“気” を大木にお返します。

これを5分程続けると桜と自分のエネルギーが循環し、心身共にパワーが高まるのが実感できます。

人間は自然界との共存共栄で生きてゆけるのですね。

自然界から頂いた “元気” は御縁のある患者様への治療の際も、還元・循環する様に心掛けております。





私は真冬のこの時期の桜が一番好きです。

花を咲かせていないただの太い木にしか見えないかもしれませんが

開花を前に、静かに、じっくりと地球のエネルギーを蓄えている桜の姿は実に雄大です。










伝える事。

新年明けましておめでとうございます。

初めまして、せきのはりきゅう接骨院の鍼灸師、百生 陽純(ももせ はるよし)と申します。

2017年、1月、百生のブログは私の友人のお話をさせて頂きます。

友人の名前はのりさん(現在55歳の男性)、長野県は志賀高原に住み、日本伝統芸能の舞台に上がる仕事をしております。

数年前に丘の上に小さな一軒屋の別宅を購入しました。まだ誰も住んではいないのですがとにかくその小さな家と庭が気に入ったとの事です。

ある日、この家の地元町内会の人からのりさんに相談の電話が入りました。「地元の不良中学生数人が、しょっちゅうあなたのおたくの家の裏の辺りで

タバコを吸っているんですよ、通学路の途中なんだろうね、火事にでもなったら適わんのであなたの家の壁に “タバコ厳禁“ 等の張り紙を貼っても

よろしいかね?」 友人ののりさんは承諾しました。

数週間後、再度町内会の方から電話が入り「やっぱりダメですわ、”タバコを吸うな”とか”火事になるぞ”とか脅し文句を書いて貼るんですが

一向にタバコの吸い殻おちてますわ、何とかならんですかね?」と相談を受けたのりさん、「私が張り紙の文面を考えてみましょう。」と答えました。

子供達が張り紙を見てタバコを止めるには? のりさん何日も考え抜いたそうです。

そしてある一言を紙に書き貼り出した所、それ以来一度も吸い殻が落ちている事が無くなったそうです。

その一言とは、『人のために生きる。』と書かれた文字でした。

この一言、若者だけに向けた押さえつけの言い回しでは無く、"まあ、お互いに一緒に考えてみようや"と、自分自身に対しても

投げかけたメッセージだった様です。

その文字を見た学生達、自分の起こしている行動全てが、他人との関わりを持っていると感じたのでしょうか?

それぞれが一体何を感じたのか分かりませんが、その後その場所でタバコを吸う事は無くなりました。


私は日々老若男女の患者様と出会い鍼灸治療に当たっております。

その日の患者様の立場を考え、お伝えしたい事、お伝えしなければならない事を考え、相手の腑に落ちる言葉を選び伝えていく大切さを

改めて痛感しました。相手の身体が治まる言葉を投げかける事はとても大切な医療行為だと思っております。


本年度もせきのはりきゅう接骨院を宜しくお願い致します。









ホームページをリニューアルしました。

私たちの想いを込めました。今後もよろしくお願い申し上げます。


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